電車に乗車して旅行に出かけるのは本来さほど新鮮なことではないが、日本では旅客の本来平凡で単調な移動に幾らか新鮮な色を添えるため様々な型破りなテーマの特別列車を生み出した。

間もなく訪れるクリスマスに向けて、日本の千葉県市原市は「サンタクロース列車」を打ち出した。数千個のクリスマスイルミネーションを配した車内で8人のサンタクロースが乗客に向かって微笑ながら「メリークリスマス」と声をかけながらキャンディやお菓子をプレゼントし、どっぷりとクリスマスムードを演出している。

寒い冬にはサンタクロースだが、では夏はどうなのだろう？日本の青森県五所川原市では「真夏のストーブ列車」を運行している。乗客はストーブが設置された車内で大汗をかき、汗を拭きながらビールやジュースを堪能している。車内BGMは津軽三味線と民謡だ。

車内に風鈴が飾られている「風鈴列車」は日本の岡山県で運行を開始した。涼しげな風鈴の音色を聞いていると、一瞬ふと暑さを忘れさせてくれる。暑い夏の季節に乗客に清涼感を感じてもらうため、岡山市は毎年この時期に「風鈴列車」を運行している。

漫画ファンならここを見て！車両には人気マンガ「名探偵コナン」のキャラクターを描く塗装作業が現在コナンの作者の故郷、日本の鳥取県米子市で行われている。作業員がピンク色を基調とした2両の車両に主人公のコナンとガールフレンドの毛利蘭など31人の登場人物のキャラクターを塗装し、多くの忠実なコナンファンが乗車しに訪れている。

このほか、西日本鉄道が車体に人気アニメキャラの「ハローキティ」がプリントされた特別列車の試乗イベントを行なった。同列車の前の部分にはJRの制服を着用したキティがプリントされており、また平安時代の衣装を身に着けたキティが和歌山県の熊野古道を歩く様子がプリントされている。

日本の京都で、毎年夏の季節になると、非常に人気のある「妖怪列車」が運行され、車内では「妖怪」が乗客にお供してくれる。運行当日、車内には子供の泣き叫ぶ声が隅々にまで響き渡っていた。

スターウォーズファンはこれを試してみるとよい。このほど、日本の南海電鉄会社が打ち出した「スターウォーズ」がテーマの特急列車の運行を開始した。車内の内装と外見はみんな宇宙空間をコンセプトとし、黒を基調としている。また各車内には映画の登場人物のキャラクターが描かれている。

小動物が好きであれば、日本の三重県は「ペンギン列車」を特別リリースし、乗客は至近距離でペンギンが歩くのを見学することができる。ペンギンの可愛い様子が多くの家族を魅了している。列車では4羽のペンギンが「整列パトロール」として車内を何度も往復する。乗客は間近でペンギンが歩くのを見ることができ、カメラにペンギンの可愛い姿を収めることもでき、約40分の旅を楽しめる。