第一印象が悪い人は、「第三印象」をよくしよう!
给对方的第一印象不好的话,就在“第三印象”中挽救吧!
私は営業コンサルタントです。営業は「第一印象」がとても大切ですから、身だしなみや表情、姿勢、明瞭でわかりやすい話し方等、「第一印象」を良くするために心がけることはたくさんあります。新刊「空気で人を動かす」に書いたとおり、その人が放つ空気感によって相手を効果的に動かすことができるようになるからです。
我是一名企业顾问。因为营业界中“第一印象”相当重要,为了给人良好的第一印象,要注意的地方不计其数,例如行为举止、表情、姿势、清晰易懂的说话方式等等。正如今日刊行的新书《利用感觉打动人》中所说的那样,利用身上散发出的感觉来打动对方。
一番わかりやすいのが「笑顔」。コミュニケーションの研修をしているとき、何度も何度も「笑顔を意識して話してください」「演技でいいですから、笑顔をしながら話しましょう」と言っても、そう簡単にはいきません。表情や姿勢、態度は「習慣」の集積です。習慣は、過去の体験の「インパクト×回数」でできていますから、意識する「回数」がとても重要です。
最简单易懂的就是“笑脸”。在学习交流术的时候,不管说多少遍“要注意带着笑容说话”、“就算是表演也要带着笑容说话”,这也不是一件容易的事情。表情、姿势、态度都是“习惯”的积累。习惯来源于曾经的体验无数次地碰撞和累积,因此多次意识到这点非常重要。
身だしなみや声の出し方も「習慣」です。日ごろから強く意識していないと、身につかないものですね。「場数」が重要です。
行为举止和说话方式也是一种“习惯”。如果没有每天注意这件事情,也许自己根本不会发现。“经历的次数”很重要。
パッと見の「第一印象」に比べ、「第二印象」とは、少しの時間、触れあってから抱く相手の印象のことです。たまに接触するときに抱く印象も含まれます。就活のときなどの「面接」では重要視される項目です。
跟毫无防备的“第一印象”相比,第二印象指的是经过一些时间的接触而形成的对对方的看法。包括偶尔接触的时候对对方抱有的印象。在找工作等时候的面试中是一个需要被重视的项目。
「笑顔は素敵だし、ファッションセンスもよく好感をもったけれど、すぐに自己中心的な人だとわかった」
“虽然对方有着很好看的笑容,穿着也很时尚,但是一下子就能看出是一个以自我为中心的人。”
「最初は暗い感じの印象を受けたけれど、コミュニケーションをとってみると、冷静で、かつ論理的な受け答えができる。判断能力に優れている印象を受けた」
“开始的时候他给我一种很阴暗的感觉,但是交流之后发现他总是能够冷静而很有逻辑地回答我的问题。于是又给我一种判断力很强的印象。”
つまり「第二印象」とは、「最初は~だという印象を持ったけれど、すぐに別の印象を感じた」というものです。前述したとおり、人の思考プログラム(習慣)は「インパクト×回数」でできています。インパクトは「ギャップ」によっても創出されるものです。「見た感じより、すごくいい感じの人」「挨拶するまでは良かったけど、挨拶だけだった」等……。良くも悪くも「第二印象」とは「第一印象」とのギャップによって創り上げられるものですから、印象として強く残ります。プレゼンや接客なら「第一印象」のみでも、かなり好感度をアップできますが、「面接」や「合コン」等では、「第二印象」を最重視したいですね。
总之,第二印象就是“刚开始给人一种…的印象,但是马上又产生了不一样的印象”。正如前文所说,人的思考模式(习惯)要通过“冲击×次数”才能形成。而“冲击”要通过差异来产生。“根据我见到这个人的时候的感觉,我觉得他是一个很好的人”、“虽然问候的时候感觉很好,但是也仅此而已了…”等等……不管是好还是不好,“第二印象”都是跟“第一印象”有所不同从而产生的感觉,这作为一种印象被强调性地保存在人的脑海里。在发表、接待客人等等场合一般只需要看“第一印象”,但是在“面试”、“聚餐”等场合,最重视的还是第二印象。
しかし「第二印象」を良くしようにも、それも苦手、という人もいるでしょう。自分は誠心誠意アピールしているのだけれど、なぜか伝わらない。なぜか誤解される。「覇気がなさそう」「積極的に見えない」等、本当はそうでもないのに、そのように思われてしまい損をしている。どうしても好感度を上げられない。こういう人もいるでしょう。
但是还是有很多人觉得要给人很好的第二印象也是一件很棘手的事情。尽管自己很真心诚意地在推销自己,但总觉得表达不到位。并且不知道为什么就会产生误会。对方认为自己“不够霸气”、“不是一个积极向上的人”等等,尽管自己本身不是这样一种人,但是被认这样认为的话还是一种损失。不管怎样都没办法增加好感度。有过这样经历的人想必也不少。
しかし接客業や、製品のデモンストレーションを担うような仕事をされるならともかく、そうでなければ、それほど悩む必要はありません。私は現場に入って、企業の目標を「絶対達成」させるコンサルタントです。現在も、多くの企業に入り込んでいますから、一般企業の「できる人」「できない人」を日常的にたくさん見ています。はっきり言って、所詮「第一印象」「第二印象」などは「点」の情報。「第一印象」「第二印象」が良くても悪くても、「できる人」はできるし、「できない人」はできない。これは断言できます。
但是在营业界,担任展示产品工作的人自不必说要重视给人的印象,如果不是做这种工作的话也没有必要如此烦恼。我是一个到现场去、必须要达成公司目标的企业顾问。现在也经常出入各种公司,因此经常见到一般公司中的一些“能干的人”和“平庸的人”。更具体地说,毕竟“第一印象”、“第二印象”是一些“点”的信息。不管“第一印象”、“第二印象”是好是坏,“能干的人”还是能干,“平庸的人”还是平庸。这是绝对无误的真理。
見た目も喋り方もイマイチなのに、企業の屋台骨を支えるぐらいに結果を出すトップセールスはゴロゴロいます。メディアに露出している人は「見た目」や「プレゼン能力」も凄いかもしれませんが、普通の仕事をしている限り、ほとんど関係がありません。
很多时候,尽管外表和说话方式都只是差了那么一点点,但是会直接关系到整个公司的业务运作。经常在媒体上露脸的人也许有很高的颜值或者表达能力,但只做一些普通的工作的话,也基本上不会有什么问题。
「誤解されやすい人」にならない2つのポイントに書いたように、「点」ではなく「線」で考えることが重要です。「第一印象」「第二印象」が良くても悪くても、日ごろから正しい行動をとっているか。愚痴をこぼさず、不安や不満を口にせず、淡々と組織に貢献する行動ができるか。お客様の要望にスピーディに応じることができるか。……これらの行動習慣によって形作られる印象が「第三印象」です。
为了不成为“让人容易误解的人”,就像书中所说要注意的两个要点一样,要紧的不是专注于“点”上,而要关注“线”。不管“第一印象”、“第二印象”是好是坏,这是不是会影响到平时的日常工作。是否能够不满腹牢骚地、日复一日地为团队贡献自己的力量。是否能够满足客户的需求……根据这些行为习惯而形成的印象就是所谓的“第三印象”了。
「第三印象」は、その人自身が自分を装飾・デコレートしなくとも、代わりに周囲がアピールしてくれます。その人と「点」ではなく「線」の付き合いがある人、行動習慣や日ごろの考え方までわかっている人が、その「印象」を周囲に伝えてくれるのです。第三者を介した情報、噂話のほうが、直接伝えられるよりも印象が強まることを「ウィンザー効果」と呼びます。まさにこちらのほうが「インパクト」が強いと言えるでしょう。
“第三印象”是指尽管自己不刻意地去包装自己,周围的人事物也会替代性地起到一种自我表现的作用。跟这个人不是只有“点”上的接触,而是有“线”上的交往的人,明白这个人的行为习惯以及想法的人,把对这个人的印象传达给周围其他人。通过第三个人的嘴听到的关于某个人的信息和传闻,比起直接传达更能给人深刻的印象,这被称为“温莎效应”。可以说这样的形式给人的“冲击”更加强烈。
しかも前述したとおり、インパクトは「ギャップ」によって創出されます。「第一印象」「第二印象」がイマイチのほうが、「第三印象」は高まってしまうという逆説的な考え方もできます。
但是也正如前文所说,冲击是由“差异”而形成的。“第一印象”和“第二印象”差一点点,反过来“第三印象”相当好也是完全有可能的。
それでは「第一印象」「第二印象」「第三印象」の、いろいろな組み合わせを考えてみましょう。
那么就来看看“第一印象”、“第二印象”、“第三印象”的各种组合形式吧。
「第一印象」が良い。「第二印象」が悪い。「第三印象」が良い。
“第一印象”很好。“第二印象”很差。“第三印象”很好。
「あの人、最初に会ったとき、すごく感じが良かったんだけど、すぐに自己中心的だとわかった。でも、この1年近くで仕事をしていて思ったんだけど、やることは速いし、問題意識がすごくある。誤解されやすいだろうけど、実はすごくポテンシャルがある人だと思う」
“那个人,初次见面的时候给人感觉相当好,但是很快就发现是一个利己主义的人。但是通过这一年的共事,发现这个人做事很干净利落,对问题有着敏锐的洞察力。虽然容易跟人产生误解,但是实际上是一只潜力股。”
「第一印象」が良い。「第二印象」が良い。「第三印象」が悪い。
“第一印象”很好。“第二印象”很好。“第三印象”很差。
「うちのスタッフで、凄く可愛いし、接客態度も良くて、お客様から気に入られている女性がいるんだけど、とにかく遅刻が多い。厨房に対する理不尽な不満も多く、手を焼いている。すごく厄介な存在だ……」
“我的下属人非常可爱,接待客户的态度也很好,是非常受客户欢迎的女性,但是却总是迟到。对厨房也有发不完的牢骚,总是手忙脚乱的。是很麻烦的人……”
「第一印象」が悪い。「第二印象」が悪い。「第三印象」が良い。
“第一印象”很差。“第二印象”很差。“第三印象”很好。
「最初会ったとき、とても地味で、話しても、なんかマイナス思考な感じの印象を受けたんだけど、実はあの人、全然違う。アピールしないだけで、裏でとても努力してるし、がんばり屋だ。仕事を覚えるのが人よりも時間かかるようだけど、愚痴もこぼさずコツコツ継続している姿勢は私も見習いたい」
“初次见面的时候,觉得这个人很一般,讲话的时候也给人一种很消极的感觉,但是这个人实际上完全不是这样的。只不过是不知道怎样表现自己,但是内在十分努力,是一个很上进的人。虽然在工作上会比一般人花上更多的时间,但是能够做到不抱怨不牢骚兢兢业业地做好本分工作,这点连我自己都觉得值得学习。”
「第一印象」も「第二印象」も、どちらも所詮は「点」の印象です。「第一印象」「第二印象」のスコアが高得点なほど、「第三印象」が悪い場合、ギャップが激しくなります。「あの人、真面目そうだけど、全然ダメ」と思われてしまうのです。気を付けたいですね。しかし、だからといって「第三印象」のスコアを上げるために、あえて「第一印象」「第二印象」を悪くする必要はありません。
不管是“第一印象”还是“第二印象”终究都只是“点”上的印象。尽管在“第一印象”和“第二印象”中得到高分,但是“第三印象”却很差,这时候落差就很明显了。别人可能会觉得“这个人看起来很实诚的样子,其实表里不一”,因此一定要注意这点。但是,也并不是说为了要给人更好的“第三印象”就刻意地去让“第一印象”和“第二印象”变差。
なかなか初対面の人に好感を持ってもらえない人だけ、後で挽回する楽しみが増えていい、というぐらいの気持ちを持つことが大切です。「そのうちわかる」「いつかは報われる」と考えることです。
在初次见面中没能给对方好感的人在之后的努力中挽回局面也是一种乐趣,抱着这样的想法是一件很重要的事情。要想着“今后大家会明白的”、“总有一天会得到回报”。